2007年03月21日

<村上ファンド公判>堀江被告が証言 検察側構図を否定

ニッポン放送株を巡るインサイダー取引事件で証券取引法違反に問われた村上ファンド前代表、村上世彰(よしあき)被告(47)の20日の東京地裁(高麗(こま)邦彦裁判長)公判に、ライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(34)=別の証取法違反事件で1審実刑、控訴=が弁護側証人として出廷した。前社長は「テレビの視聴率が落ちる中、大金を突っ込んでテレビ局の買収にかけるというのはいい経営判断とは思わず、迷っていた」と述べ、当初から同放送株取得に本気だったとする検察側構図を否定した。
 この公判にはこれまでLD前財務担当取締役、宮内亮治被告(39)ら元幹部が出廷したが、堀江前社長の出廷は初めて。
 前社長は、当時ニッポン放送の支配下にあったフジテレビなどテレビ局の経営権取得について「03年暮れごろからLDの時価総額も上がったが、米国みたいな買収は日本では受け入れられないなと思った」と証言。フジのほかテレビ朝日、テレビ東京、日本テレビについても社内で一時話題になったことを明かした。
 04年9月15日にLD側が同放送株買い集めを決めたとする検察側主張については「興味はあったが決めたことはない」と否定。LD側がインサイダー情報を伝えたとされる同11月8日の会議は「記憶にない。大事な会議なら覚えているはず」と証言し、同放送株の大量取得を決めたのは、05年2月に実際に買収した直前と述べた。村上前代表も直接尋問し、実刑判決を受けたばかりの堀江前社長に「ご自身が大変な時にお越し頂きありがとうございます」と述べた。【篠田航一、伊藤一郎】
 ◇堀江前社長、ジーパン姿で
 証人出廷した堀江前社長は、自らの公判で貫いたスーツ姿ではなく、Tシャツの上にうす紫のシャツを羽織り、白のジーパン姿。ペットボトルを手に持って入廷し、村上前代表に軽く会釈をすると、村上前代表も大きく会釈を返した。
 村上前代表の事件について、堀江前社長は昨年6月、東京地検特捜部の参考人聴取に「インサイダー取引に当たるとは思わない」と供述し、検察側構図を否定。一方、元側近の宮内被告は公判で「04年11月8日に(村上ファンド側に)ニッポン放送株の取得方針を伝えた。堀江も『よろしくお願いします』と言って、一番乗り気だった」と、インサイダー情報を伝えたと証言。LD公判での「堀江対宮内」の構図が、そのまま村上ファンド公判にも持ち込まれる形となった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070320-00000048-mai-soci
posted by nwesty at 14:13 | 社会
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